娘にママは何回お引っ越ししたことある?
と、聞かれた。
数えてみたら、小さいのもふくめたら15回。
この絵本のページをめくりながら
胸がいっぱいになった。
被災地をめぐって描かれたという美しい絵、
こめられた願いや祈りも伝わってくるのでしょうか。
あさ、窓をあけたら広がっている大好きなまち。
「やっぱりわたしはここがすき」
といえるふるさとの風景。
私には「ふるさと」といえるようなひとつの場所はないけれど、
心によみがえる大好きな風景の数々は、
そのどの場所もかけがえのない自分の歩みの一頁。
そう、あの場所も。
この場所も。
どんな状況でも、かならず朝はやってくる。
どこにいても、窓を開けたらそこには新しい一日。
そのことを本当にいとおしいと思えました。
子どもたちがこれから迎えるであろうたくさんの朝にも
希望がいっぱい待っているようにと祈ります。