1971年初版。なんと私が生まれる前の本ですが
上の2人の子どもたちには、かなりの頻度で読んでとせがまれる本。
アフリカの動物たち(ニンゲンも含まれます)と大地に
やってくる謎の白い来訪者ムズング。
彼らが持ってきたカー、ガン、道路、プランテーション。。
彼らは敵なのか?味方なのか?そして。。
現代社会をアフリカから見る文明批判の物語。
寺村さんは毎年アフリカを訪れていたようです。
「カミサマのカミナリは、今もアフリカのどこかで鳴っている。」
こんなまえがきにこころ刺されます。
現代文明にどっぷりつかって恩恵に浴している私たちは
簡単には後戻りできないこの世界の現実の前に立ち尽くす思い。
決して自分と無関係ではないこの物語から
逃げずに立ち尽くす経験は、大切かもしれません。
子どもたちは、どんな思いでこれを聞いているのかな。
考えて、感じて、そして決めていこうね。
どうやって生きて行こうかって。
かみさまは、ご自分が作ったすべてをみてこう思われた。
「みんなすばらしい、だいすきだよ!」って。
(ジーザスバイブルストーリーより)
Sucha's Book Review
2015-08-14
2015-08-13
ワニ 梨木香歩
絵がきれいで子どもが借りた本。
音読しながらワニの滑稽さに苦笑。
何度読んでも答えがでない、
大人のための絵本かも。
仲間を食べてはいけないことが納得できないワニ。
生きているものがみんな仲間だったらいったい何をたべればいいんだ。
結局のところ自分とそれ以外しかないんだ。
そんな自分を進歩的だと思うワニ。
知らず知らずのうちに様々の線引きをして生きている私たち。
どんな線をなぜ引いているのかという地道な問いが
平和という大きなテーマにつながっているように思うのです。
創造主の前に立つとき、一切の線引きから自由にされる、
これが私の立ち位置です。
すべてのものの父なる神は一つです。(聖書 エペソ4:6)
音読しながらワニの滑稽さに苦笑。
何度読んでも答えがでない、
大人のための絵本かも。
仲間を食べてはいけないことが納得できないワニ。
生きているものがみんな仲間だったらいったい何をたべればいいんだ。
結局のところ自分とそれ以外しかないんだ。
そんな自分を進歩的だと思うワニ。
知らず知らずのうちに様々の線引きをして生きている私たち。
どんな線をなぜ引いているのかという地道な問いが
平和という大きなテーマにつながっているように思うのです。
創造主の前に立つとき、一切の線引きから自由にされる、
これが私の立ち位置です。
すべてのものの父なる神は一つです。(聖書 エペソ4:6)
2014-01-09
おかあさん、すごい!
お母さんが、昔はできなかったことがいっぱいあった、というところがすごく面白いらしい!
子守唄を間違えるところは毎回大笑いです。
これは、ママたちにもおススメしたい本です。
ママだって、ひとりの未熟な存在。
こどもたちによって、少しずつママになっていく。
どんどんキャパシティーが広げられていく。
いつまでも完ぺきにはなれないけど、
(「完璧なママ」なんてきっといない!)
(「完璧なママ」なんてきっといない!)
ずっと成長し続けてる。
ママだけじゃない、人はいつだって成長中。
それぞれのステージを一生懸命に生きたらいいんだ。
すごく勇気をもらえる良書です。
2013-12-09
2013-05-15
ぼくがラーメンたべてるとき
病院の待合室で子どもが手にとって一緒に読んだ本。
楽しげな題名だなと思って読み始めたら
場面は、ラーメンを食べているボクから
となりのうちの子、その隣の子、隣の国の子・・と広がっていく。ただ淡々と。
楽しげな題名だなと思って読み始めたら
場面は、ラーメンを食べているボクから
となりのうちの子、その隣の子、隣の国の子・・と広がっていく。ただ淡々と。
子どもたちの状況と表情だけがつながっていく。
とても考えさせられます。
「かぜがふいていました。」
この絵本はこんなことばで終わります。
この絵本はこんなことばで終わります。
「ママ、たおれていたあの子、助かったかな・・」
しばらくだまっていた息子が心配そうに聞きました。
しばらくだまっていた息子が心配そうに聞きました。
彼の心はこの絵本のメッセージをうけとったようです。
「どうしたら助かるだろうね・・」
一緒に考えました。
今日も、
ここには気持ちの良い風がふいています。
こんなにも穏やかに。
こんなにも穏やかに。
同じ風にふかれている人達に
せめて、思いをはせることのできる者でありたい。心から祈る者でありたい。
出会えてよかった絵本です。
『あなたの隣人を、あなた自身のように愛せよ』
「私の隣人とは誰ですか」
ルカ10:27b,29b
「私の隣人とは誰ですか」
ルカ10:27b,29b
2013-02-25
あさになったのでまどをあけますよ
娘にママは何回お引っ越ししたことある?
と、聞かれた。
数えてみたら、小さいのもふくめたら15回。
この絵本のページをめくりながら
胸がいっぱいになった。
被災地をめぐって描かれたという美しい絵、
こめられた願いや祈りも伝わってくるのでしょうか。
あさ、窓をあけたら広がっている大好きなまち。
「やっぱりわたしはここがすき」
といえるふるさとの風景。
私には「ふるさと」といえるようなひとつの場所はないけれど、
心によみがえる大好きな風景の数々は、
そのどの場所もかけがえのない自分の歩みの一頁。
そう、あの場所も。
この場所も。
どんな状況でも、かならず朝はやってくる。
どこにいても、窓を開けたらそこには新しい一日。
そのことを本当にいとおしいと思えました。
子どもたちがこれから迎えるであろうたくさんの朝にも
希望がいっぱい待っているようにと祈ります。
2013-01-18
子どもへのまなざし
今年のママズカフェのテキストはこれにしました
これからお母さんたちとじっくり腰を据えて読んでいきます。
昨年のテキスト
も良書でしたので、その流れで学びたいと思っていましたが、
こどもの愛情タンクを満たすことが人格形成の基礎である、
という点は佐々木先生も一貫して語られているところです。
佐々木正美さんはクリスチャンの児童精神科医。
長年の臨床の経験から、
愛情込めて育てることの大切さ尊さを
優しく語っておられます。
子育てって素敵だと思える一冊。
この本に出会ったのは長女が生まれたころ。
折々に読み返してきましたが、
3人目を育てる今あらためて読み返すと
あらためて味わい深い本です。
人の幸せは
相手の幸せのために自分が生かされていると感じること。
自分の期待を子どもに押し付けるのでなく
子どもの喜びを自分の喜びとすること。
いつの間にか
自分勝手な、自己実現的な歩みになっていないか
はっとさせられる言葉がいっぱい。
みんなで読むと広がり深まるのが楽しいですね。
来月からのカフェも楽しみです。
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