2011-03-23

寝る前のおはなしと震災のこと

shidoのお気に入り絵本
こどもたちのおやすみ前の絵本タイム、
最近は電気を消して創作童話にしています。
shidoの働くくるまブームにこたえてはじまった、
「クレーン車のクレンクレンとブルドーザーのブルタ」シリーズ。
もうかれこれ30話くらいになるでしょうか。
毎晩の登場人物(くるま、ですが)を選んで名付けるのはmahoです。
クレンクレンとブルタとその仲間たちが、
いろんな挑戦や失敗をしながら成長していきます。

東北の大震災のあとは、多くの方々がそうだったように、
私も涙の中で過ごしていました。
祖母の被災している宮城県、
かつてバックパックで回った東北の町々、
実家と沢山の親族・友人たちのいる関東以北をはじめ、
被災地の方々それぞれの大切ないのちと家族を思うと
今も言葉を失ってしまいます。

そんなこのごろ、mahoは創作童話に
被災地を助けに行くストーリーをリクエストするようになりました。
初めはわけがわからなかった「地震と津波」が何を意味しているのか、
彼女なりに、理解し始めたようで親として嬉しいです。

「道が使えないなら、船でみんな(はたらくくるま)を移動させよう。」
「石油がたりなくて大変だから、石油タンカーに乗せていこうね。」
「お家がこわれちゃってるから、クレンクレンがいって持ち上げないとね。」
「人が通れるように道をつくってあげよう。ミサちゃん(ミキサー車)とロッ君(ロードローラー)もね。」

今も多くの方が不眠不休の覚悟でかの地で働いているでしょう。
そこに助けを待つ方々がおられるでしょう。
おはなしの中で、はたらく車たちに被災者を救出し、瓦礫の町を片づけてもらいながら、
子供たちと共に被災地に思いをはせています。

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