1971年初版。なんと私が生まれる前の本ですが
上の2人の子どもたちには、かなりの頻度で読んでとせがまれる本。
アフリカの動物たち(ニンゲンも含まれます)と大地に
やってくる謎の白い来訪者ムズング。
彼らが持ってきたカー、ガン、道路、プランテーション。。
彼らは敵なのか?味方なのか?そして。。
現代社会をアフリカから見る文明批判の物語。
寺村さんは毎年アフリカを訪れていたようです。
「カミサマのカミナリは、今もアフリカのどこかで鳴っている。」
こんなまえがきにこころ刺されます。
現代文明にどっぷりつかって恩恵に浴している私たちは
簡単には後戻りできないこの世界の現実の前に立ち尽くす思い。
決して自分と無関係ではないこの物語から
逃げずに立ち尽くす経験は、大切かもしれません。
子どもたちは、どんな思いでこれを聞いているのかな。
考えて、感じて、そして決めていこうね。
どうやって生きて行こうかって。
かみさまは、ご自分が作ったすべてをみてこう思われた。
「みんなすばらしい、だいすきだよ!」って。
(ジーザスバイブルストーリーより)